セッティングの意味
バイクのセッティングはなぜ必要なのでしょうか。
多くの人が、バイクを速くするためにセッティングをすると思っていることがありますが、これは誤っています。
正しくは、マシンを自分に合わせるために調整をする必要があるのです。
バイクの楽しみ方は人それぞれです。
近場の足として使うだけの人もいれば、遠出するときの相棒として常に一緒に走る人もいますし、気持ちよく走ることを楽しみにしている人もいます。
その人の目的にあった走りを実現するためにもセットアップを正しく行うことが重要なのです。
そこで、ここではセットアップをするときのチェック項目を紹介していきます。
タイヤのセットアップ
タイヤは安全な走行のために重要なものです。
空気圧が低くなってしまっていたりタイヤの溝がなくなってしまったりしていれば、ハンドルが切れ込む状態が起こりやすくなります。
そこで、まずは空気圧を定期的に確認して必要に応じて継ぎ足すことが重要です。
厳密にセッティングをするためには自分専用のエアゲージを持つことがオススメです。
空気圧が適切になるだけでハンドリングが変わって走行しやすくなります。
また、タイヤの溝がなくなるとタイヤのハンドリングが大幅に悪くなります。
溝がなくなったものにはタイヤ交換しか対処方法はありません。
気付いたらそのタイミングで交換をするようにしましょう。
ハンドル周りの確認事項
ハンドル周りでも、ブレーキレバーやクラッチレバーの調整は手軽にできるので自分で行うようにしている人も多いものです。
レバー位置の調整をするだけでも格段に乗り心地は良くなるので、まずはそこからはじめてみましょう。
自分での調整だけではレバーと自分との位置が悪いという場合には、店舗に持って行って調整をしてもらうとベストな位置に調整をしてもらえます。
ハンドルの操作性でアクセルが遠くなったりアクセルを開けにくかったりということが気になればハンドルの角度を変えてみると変わってきます。
パイプハンドルならば、ハンドルポストのネジを緩めて手前や奥に動かしてみるだけでも感じ方が変わってきます。
これも自分でうまくできない場合にはプロに相談をして操作性をあげるようにしましょう。
ライディングフォームもやはり重要です。
速く走れる人のライディングフォームはやはり美しいですし、カッコよく見えます。
自分が正しい位置にいて運転をすることによってやはり速度も出るようになりますし、走っていても疲れにくくなるのです。
そこで、可能であれば定期的に自分のライディングフォームを見直してみましょう。
友人や家族に動画を撮影してもらうと客観的に見られ、悪いところを改善しやすいです。
バイクと自分の位置関係での不具合も自分のフォームを見てもらってプロに判断してもらうということもでき、大変便利です。