スクーターの特徴とその魅力
スクーターは、エンジンを座席下に格納したバイクの一種で、両足をステップ状のフロアに乗せて運転することができます。
一昔前までは、左手で前方ブレーキとクラッチ操作、右手でブレーキ/方向指示器などの操作を行い、左足はギアの選択、右足は後方ブレーキの操作行っていました。
スクーターが出現したことによって、これらの操作は簡素化され、ギアもオートマチックになった為、誰でも運転が楽になりました。
スクーターの魅力は、ワンタッチでエンジンが始動でき、その場ですぐに発進可能なところです。
当初は小型のスクーターが主流でしたが、現在は中/大型のスクーター、電動スクーターなどが販売されるようになりました。
スクーターに乗るメリットとデメリット
スクーターのメリットとデメリットは、これまでの自動二輪と比較してみるとよくわかります。
『メリット』
・チェンジペダルの操作をしなくてよい。
・バイクの操作は、アクセルと両手によるブレーキ操作のみで、発進からストップまで行える。
・女性でも、スカートのまま乗れる。
・両膝を揃えて楽に乗れる。
・荷物を多く乗せることができる。
・クラッチ操作が一切不要なところ。
『デメリット』
・普通の自動二輪と比べると、重心が真ん中から後部になるため、ハンドルの操作性が良くない。
・エンジンブレーキがやや緩め
・車輪も小さめで、低速時のバランスがとりにくい。
・好みが極端に分かれる。
ホンダ・フォルツァ
『スペック』
エンジン形式:水冷4ストローク・OHC4バルブ単気筒
排気量:248
最高出力:17kW[23PS]/7,500rpm
最大トルク:24N・m[2.4kg・m]/6,250rpm
シート高:780mm
車両重量:184kg
燃料タンク容量:11リットル
タイヤサイズ(前):120/70-15M/C 56P
タイヤサイズ(後):140/70-14M/C 62P
・ロングセラーのスクーターとしても知られ、5代目となる現行型は、ロング&ローフォルムから軽量コンパクトにリニューアルされました。
ホンダスクーター初のトラコン装備車で、貴重な電動スクリーンも装備されています。
キムコ・レーシングS 125
『スペック』
エンジン形式:空冷4ストローク単気筒 4バルブ
排気量:124.8 cc
最高出力:7.9kw[11PS]/7,500rpm
最大トルク:10.4N-m[1.04kgf-m]/7,500rpm
シート高:790mm
車両重量:131kg
燃料タンク容量:5.5リットル
タイヤサイズ(前):FR 110 / 70-12
タイヤサイズ(後):RR 120 / 70-12
・注目は、次世代仕様ともされる、スマホと連動するコネクテッド機能です。
Noodoeを搭載しており、天気予報/グループコンパスの表示/SNSの更新通知などのほか、メーター背景も自由に変更可能です。
これまでのスクーターで、課題であったコーナリング性能の向上も注目するところです。