新車をカスタムする場合
バイクを楽しむ方法の一つが自分好みの見た目へのカスタマイズなのですが、あまりにも見た目を重視しすぎるものは道路交通法の違反となってしまう危険があります。
特にここ近年では道交法の改正がかなり頻繁に行われており、バイクに関する保安基準も厳しくなってきているので、以前まではOKだったからという理由だけで安易にカスタマイズを加えてしまうのは大変に危険です。
特に新車をカスタマイズする場合には、既に発売されているカスタマイズ製品は現在の基準では違法改造扱いになっているものもあるので、中古品としてパーツを購入して取り替えるのはかなり危険です。
バイクショップなどで販売されているカスタムパーツは基本的には新しい基準に適合するように変更されているはずですが、他のライダーから譲ってもらったり旧車らしい見た目にするためにパーツ取りをしたりするという場合には注意が必要です。
一方でよりライダーたちが自分なりのバイクを楽しむことができるように平成7年7月からはカスタムが一部自由になっていたりもします。
新車にしても旧車にしても、カスタマイズを加える前には最新の道交法を参照しつつお店の人などにきいてパーツ選びをしてください。
それと、新車で購入をしたバイクの部品はすべて純正品ということになるので、交換をしたあとの部品は廃棄したり売却したりということはしないことをおすすめします。
将来的に中古車として売却する時には、純正品のパーツがあるかどうかで査定額が大きく変わる場合があります。
あくまでもカスタマイズは自分の好みのモデルにするために行うものなので、オーナーが変わる時にはもとの状態に戻してから引き渡すのが原則です。
カスタマイズの注意事項
これからカスタマイズをしようとする人に知っておいてもらいたいのが、もし行った改造が道交法違反になってしまった場合の流れです。
ちなみに道交法では車両に関する違反行為として「整備不良」と「違法改造(不正改造)」の二種類があります。
「整備不良」というのは例えばランプ切れなど、消耗品が正しく機能しない状態になっていることを言います。
一方の「違法改造」は保安基準に適合しなくなる装備品を意図的に設置している場合です。
いずれも違反が見つかった場合は15日以内に是正するように指示をされるので、その日にち以内に改善をしてステッカーを取ってもらうためにサイドチェックしてもらわなければいけません。
もし日程までに是正がない場合は違反として減点と罰金の対象になりますので、もし違反だと言われても慌てずに必要な処置をしてください。
違反は制動装置と尾灯で点数や罰金の額が変化をします。