日本二輪車普及安全協会主催の安全運転講習会とは
バイクの免許を取得するのは決して簡単なことではありませんが、取得をしたからといってすぐに公道で求められる十分な運転技術が備わるというわけでもありません。
むしろ免許を初めて取得した初心者ライダーの多くは、本当に道路に出ても大丈夫なのだろうかという不安があるのではないかと思います。
免許をとったばかりでまだ運転技術に自信がない人や、免許をとってからしばらくバイクに乗らない期間があったため運転を忘れてしまったという人のために「安全運転講習」が開催されています。
安全運転講習は一般社団法人日本二輪車普及安全協会が主催しており、全国各地域で無料で参加ができるようになっています。
参加をする時には基本的に自分でバイクを持ち込むことになっており、その場で練習用の道路を使ってバイクの技術の講習を受けます。
開催の日程や会場、その他詳細については全国各ブロックごとに決められているので、参加をしたいという人は最寄りの日本二輪車普及安全協会に問い合わせをしてみると良いでしょう。
なお当然ですが当日に持ち込むバイク車両は不正改造や整備不良があってはいけませんし、ハーフパンツやサンダルなど運転にふさわしくない格好をしてきた場合は参加を断られてしまうことがあります。
講習会の目的は、安全運転の基礎知識を参加者に伝えるとともに、なかなか練習をする場所や機会のないブレーキングやコーナリング、スラローム走行といったものを実施することにあります。
交通安全のための知識を学ぶとともに、近年大きな問題となっている交通マナーについても最新の情報を学ぶようになっているので、レベルに合わせて定期的に講習会に参加をするのがおすすめになります。
講習会内容
安全運転講習会は「グッドドライダーミーティング」という名称で募集をされており、交通関連の掲示板やWebサイトで開催日時が告知されます。
日程は毎年2月くらいに一年のスケジュールが公表され12月までをかけて全国各地を回って開催していくという形になります。
グッドドライダーミーティングは通常の講習会の他にも女性限定の「レディースミーティング」があるなど参加者の希望に合わせて行ってくれるので毎年の情報を細かくチェックしておいてもらいたいです。
講習会での内容は前述をしたように、基本的な運転技術の技能講習と、安全運転のためのマナー講習とがあります。
また道路上に潜んでいる危険についての講習もありますので、まだ路上経験の少ないライダーにとってはどういったところで事故が起こりやすいかということを改めて詳しく知ることができます。
同じように初心者ライダーが一同に集まりますのでそこから近所のライダーさんたちと知り合う機会も得られます。